経営全般

スタッフも経営者も得する給与システム

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先日、コンサルティングしている中で
給与についての相談を受けました。

・売上があまり上がらないのに
 給料は上がっていく不安
・スタッフは今の給与に満足しているのか?
・スタッフ間の不公平感は100%無いか?
・どう頑張ったら給料が上がるのか
 明確な仕組みができているか?
など

給与については
どこのお店も悩みは多いと思います。

実際多くのサロンは
明確な根拠なく
なんとなく感情だけで
給料を決め支給していると感じます。

今回相談を受けたサロンも同様で
スタイリストとアシスタントの
差がないバランスの悪い
給与体系でした。

当たり前ですが
給与の原資は売上の中からです。

ですから
スタッフの売上がどうなれば
給料がいくらになるのか
ということを客観的に示せる
仕組みが必要になります。

あまり難しく考えることはなく
シンプルに売上貢献度に応じて給与原資を
スタッフに配分すればいいのです。

この考えをもとに
僕は2001年から
スタッフも経営者も納得、満足できる
給与システムを提案しています。

なぜ
この給与システムは
スタッフも経営者も得をするかというと
給料をあげればあげるほど
人件費率が下がるからです。

ポイントは2つあります。
売上貢献度の評価方法と
歩合の率と計算方法です。

売上貢献度については
時間が重要となります。

サロン経費の8割以上は固定費です。
営業日数、勤務時間も毎月固定です。
経費は一分ごとにかかっています。
時間=経費なわけです。

倍の時間をかけ提供したこだわりの技術でも
時間をかけた分だけ料金をいただけないなら
売上貢献度の評価は低いのです。

つまりこれは
「決められた一定の時間内で
 質の高い技術を提供する」
ことで評価されます。

この一定の時間というのは
施術ごと工程別にスタッフ全員
納得の上で決めます。

なのでスタイリストもアシスタントも
正確に評価できます。

サロンの時間管理の話しは
一つのセミナーができるくらいの
話しになるのでこの辺でやめておきます。

歩合の率と計算方法については
人件費率の上限を何%にするかで
歩合率の上限が決まります。
計算は売上目標の超過分に対して
歩合を支給します。

これにより
人件費率より低い歩合率とすれば
歩合を支給しても人件費率は下がります。

サロン経営が効率化する
スタッフのモチベーションが上がる
売上、利益が増えるなど様々な効果がある
魔法の給与システムといえるでしょう。

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